給湯器はどっち?ガスVS電気

光熱費の中でも経費がかかる給湯費用。ガスと電気のどちらを選ぶか悩ましいところです。使い勝手の良さ、設置費用のコスト、ランニングコストにそれぞれのメリットがあります。何をポイントに選べばよいのか迷いますね。ガスVS電気ならどちらの給湯システムを選ぶか知っておきたいことをまとめてみましょう。

■電気が安いと言われるのは深夜電力のおかげ

まず、電気温水器の仕組みとメリットについてまとめていきましょう。
電気温水器は、深夜の安い電力で沸かしたお湯を貯めて利用する給湯システムです。
貯湯タンクに限りがあるので、昼間お湯が足りない場合には割高な電気で沸かすことになります。
また、太陽光パネルなどの電気を作り出すシステムを持っているお宅なら、日中の電気代そのものを安くできる可能性があるので、全体に電気代は安くなるでしょう。
ただし、こうした設備を整えるのに費用がかかり、電気給湯システムエコキュートを導入するには機器だけで40~70万円程度、電気工事やタンクを設置するための基礎工事を含めると100万円を超えるケースもありそうです。
新築でもともと設置環境が整っている場合の入れ替えなら30万円前後でも可能でしょう。

■ガス給湯器は出湯能力が高い

ガスの場合は、その都度ガスを燃焼させてお湯を作りますから、予熱を必要とします。
日中、常にお湯が必要な場合は、電源スイッチをいれたまま、アイドリング状態で使うことになります。
機種によっては待機電力が低いものも出ていますが、気になる場合にはすぐにお湯が出て、ランニングコストが安く感じられる電気に魅力を感じるかもしれません。
しかし、都市ガスが安く使える地域では、出湯量、圧力が豊かで、コストが時間に左右されないガス給湯器に魅力を感じるでしょう。
エコキュートのように、大気中の熱交換システムでエコな運転ができる『ガス給湯器エコジョーズ』なら、ランニングコストを下げることができます。
設置費用も、都市ガスの配管が来ている住宅なら、タンク設置の基礎工事などの心配もなく、交換工事は20万円~30万円前後と導入コストが抑えられます。

■お湯の使い方でおすすめが変わる

<電気給湯器が向いている>
・3人以上のファミリー世帯
・昼間も在宅。すぐお湯が出る環境が望ましい。
・新築で太陽光パネル設置、オール電化を予定している。

<ガス給湯器が向いている>
・2人暮らし、または昼間はお湯をあまり使わない。
・その都度沸かして無駄なく使うスタイルがあっている。
・シャワーの勢いが強いのが好み。
・都市ガスが使えるエリア。導入費用を安くしたい。

向いている給湯設備は、使い方や家族構成、導入費用などを総合して、検討したいですね。
入れ替えを検討中なら、業者に相談してみましょう。

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