エコキュートの追い焚きはコスパが悪いの?

エコキュートは高効率の電気をつかった給湯器ですが、お風呂の追い焚きをするとコスパが悪いというのは本当でしょうか?お得な深夜電力を使ってタンクにお湯をためているのに、時間外の炊き増しは不経済なイメージがあります。エコキュートの追い焚きについてお話しましょう。

■深夜帯以外の運転は高くつく?

エコキュートのお風呂の追い焚きや、炊き増し(湯切れを防ぐため設定時間外にお湯を沸かす)を行う事があります。
お得な時間帯では電気代はおよそ1/2。
(東京電力のスマートライフプラン:深夜1時~6時17.46円、それ以外25.33円)

(参考)東京電力エナジーパートナーTEPCO『スマートライフプランの特徴』
http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/service/plan/smartlife/index-j.html

深夜時間帯の電気代の安さが、エコキュートの光熱費の安さにつながっているので、深夜1時~6時以外に追い焚き、炊き増しすると電気代が心配です。

■お風呂の追い焚きは改善されている

初期のエコキュートでは、風呂の追い焚き、タンクの炊き増しのどちらにも同じくらいの電力が使われる仕組みでしたが、2003年頃の機種からは、大きく改善されています。
風呂の追い焚きについては熱交換装置を使って、貯湯タンクにたまった熱を利用して追い焚きできる仕組みが採用され、大きな電力を使わずにお風呂のお湯を温めることができるようになっています。
貯湯タンクのお湯と、お風呂のお湯が直接接触すること無く、熱交換器を介して熱を受け取る仕組みですから、衛生面も心配いりません。
お風呂の追い焚きはそれほど気にせず行うことができます。

■貯湯タンク炊き増しは要注意

タンクそのものの炊き増しを行う場合には、炊き増し運転を行っている時間帯の電力料金になりますから注意が必要です。
深夜の運転で沸かした湯量内での利用が電気料金を抑えるポイントになります。
湯切れ防止の機能がありますが、これは、自動で貯湯タンク内の湯量を一定以下にならないように炊き増ししてくれるものです。
便利ですが、しょっちゅう運転すると、電気代に跳ね返ってきます。

■どれくらいの違いがでるの?

エコキュートの消費電力の目安を1.225KWとして概算を出してみます。
・深夜に4時間運転でまかなった場合『2566円』
1.225KW×4時間×30日×17.46円=2566.62円

・深夜3.5時間、30分昼間に炊き増しした場合『2711円』
1.225KW×3.5時間×30日×17.46円=2245.7925円
1.225KW×0.5時間×30日×25.33円=465.43875円

深夜外の電力を、平均30分使ったとして145円のアップが予想されます。
エコキュートの光熱費とエコジョーズで悩んでいませんか?
実際に必要なお湯の量、設置場所による工事費の違いがコストの違いに影響しますから、一度、専門業者の見積もりをとってみましょう。

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