エアコンは何度からつける?省エネと快適性のバランス

電気代が気になって寒いけれど我慢している…そんなことはありませんか?「設定温度を控えめにするだけじゃもったい無いから」と、やせ我慢して風邪をひいては割にあいません。省エネと快適性のバランスについてお話しましょう。

 

■環境省のおすすめは何度?

省エネをすすめる立場の環境省では、ウォームビズとして11月1日から3月31日まで、暖房時の室温を20℃で快適に過ごすライフスタイルを呼びかけています。
20℃と言うと体感的には、もう少し暖かくしたい人と、まあ我慢できるという人との境界なのではないでしょうか。
温かい空気が天井に登り、冷たい空気は床付近に降りてくる性質があるので、キッチンなどで立って動いている奥さんは汗だくなのに、リビングの床に寝そべっている旦那さんは寒がる…何ていうことも起きてきます。
設定温度20℃の場合には、空気を均等にして冷たい風が床付近にたまらない工夫が省エネ&快適性確保に役立ちます。
・室温を一定にするオート機能を使う
・空気を回すためシーリングファンやサーキュレーターを使う
・隙間風対策をする
20℃設定で快適性をアップするには、空気の温度を均一にするというのがポイントになります。

 

■オート機能VS電源入り切り

つけっぱなしより、できるだけ電源オフの時間を増やしたほうが、省エネになるというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、環境や使っているエアコンの性能にも左右されますが、冷え込んでいる時など、外気温との差が大きくなる時には、こまめに入り切りすると、電源を入れた途端に、設定温度まで一気に温めようとするので、自動運転でつけっぱなしのときよりも、消費電力が大きくなりがちです。
特に、新しい省エネ性能の高いエアコンでは、オート機能での省エネ性能がとても優れていますから、体感で入り切りするよりも、省エネになるのです。
ちなみに、夏の冷房でも似たような現象が起こります。
28℃を設定目安にして、オート運転させてみましょう。

 

■オートの性能が信用できない…

そう思った方、7~8年ほど前の機種ではありませんか?
電化製品は、5年ほどでモデルチェンジしています。
買った時にはなかった機能がついていたり、消費電力量を抑える仕組みが進化したり、進化がめざましいものです。
「1年前の型落ちをあえて狙う」という買い方もありますが、さすがに5年以上前になってしまうと、性能そのものがやや“旧式”になってしまいます。
新しいエアコンなら、快適性と省エネのバランスを、機械が自動で考えて運転してくれるのですから、我慢せずに過ごしやすさが得られるのではないでしょうか。
新しい機種を割安に出せる、メーカー直結業者に問い合わせてみましょう。

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