給湯器の復旧方法について
- 2017/6/9
- 給湯器
「使いたいときにお湯が出ない!」冬にそんな事態に見舞われたら、特に慌ててしまいますね。中には、簡単なチェックをして、自分で復旧できるケースもあります。業者さんに連絡する前に試しておきたい給湯器の復旧方法についてお話しましょう。
■『水栓』をチェック
そもそも水そのものが出ない場合、断水、凍結などで水がきていない可能性も…。
水の元栓が開いているか確認しましょう。
集合住宅では、室外の玄関近くに『パイプシャフト』が設けられていて、そのなかに設置されていることもあります。
部屋番号が振られて、複数の元栓が同じ空間におさまっていることもあるので、一応チェックしましょう。
また、電気温水器のように、お湯を貯めて沸かすタイプの給湯器では、タンクのお湯が規定の量より減っているケースも考えられます。
■『ガスの元栓、ガスメーター』をチェック
ガスの元栓は開いているでしょうか?
集合住宅では、室外にメーター類、元栓が集められている場所があるハズ。
一戸建ても、外壁にメーターが取り付けられています。
こうしたマイコンガスメーターには安全装置がついていて、地震の振動、長時間連続使用などで、自動的にガスを止める仕組みになっています。
赤ランプが点灯していたらボタン操作で復旧しましょう。
<ガスメーターの赤ランプ解除方法>
① すべてのガス器具の使用をやめます。
② ガスメーターのメーター表示部分近くにある、解除ボタン(キャップ付きの押しボタン)を探します。
③ 解除ボタンのキャップを外し、しっかり深く2秒ほど押し込み、ゆっくり離します。赤ランプが点灯し、点滅します。
④ 3分ほど待つと、赤ランプが消え、復旧完了です。
(参考)東京ガス公式サイト
http://home.tokyo-gas.co.jp/gas/userguide/anzen/meter/reset/meter_ippan.html
■『ブレーカー』をチェック
ガス給湯器でも、電気がきていなければ運転できない機種がほとんどです。
ブレーカーが落ちたり、停電が起きたりしたため、運転ができなくなっていることがあります。
また、落雷などの衝撃で給湯器の電気系統にエラーが起き、通電しても正常に運転できないケースがあります。
給湯器のコンセントそのものを抜いて、すこし間を置いて、コンセントを挿し直すことで、リセットがかかり復旧する場合があります。
電気温水機の場合は、深夜電力で沸かすので、夜間に電源が切れてしまった場合、昼間の給湯ができなるケースが多いです。
■エラーコードをチェック
自分でチェックする場合にも、液晶に数字3桁のエラーコード(電気温水器はアルファベットと数字の場合あり)と、取扱説明書を参考にすると良いでしょう。
ガス給湯器の、900番台が表示されている時には、修理が必要なことが多いですから、無理せずに、業者に連絡しましょう。