給湯器の安全装置について

給湯器を使っていたら急にアラームが鳴ってお湯が出なくなった…そんなときは、安全装置が働いたのかもしれませんね。運転を続けるとキケンな場合、自動的に運転を止める機能が給湯器にはついています。安全装置が働いてしまったときの対処法を紹介しましょう。

■安全装置が働くのはどんな時?

『不完全燃焼が起きた』
温度差から燃焼の異常を察知して運転を止めます。89年から義務化されており、3回連続で働くと、インターロックがかかり、点火しなくなります。一酸化炭素中毒など重大事故のキケンが高いですから、無理に点火せず、カスタマーセンターに連絡しましょう。

『空焚きしてしまった』
空焚きで安全装置が働いた場合、高温になりすぎてきな臭くなることがあります。この場合、熱で部品が変形し水漏れを起こすことがありますから、点検が必要です。

『長時間使用』
うっかり連続で60分お湯を出しっぱなし、90分追い焚きしっぱなしという場合に運転が止まります。風呂の栓を確かめずにお湯張りした…なんていうときにも止まります。

『老朽化』
器具が古くなって安定した運転が出来ないと、頻繁に安全装置が働き、お湯が出ない、燃焼しないことが起こります。部品交換よりも、新品入れ替えが必要になることがあります。

■自分で復旧しても良いの?

安全装置が働いた場合、基本的にはキケンがないか、点検してもらいます。
ただ、取扱説明書のエラーコード表を見て対応できる項目なら、自分で復旧できる場合もあるでしょう。

・011:長時間連続給湯。
・032:浴槽の栓をせずに自動お湯張りした。
・100:耐震装置で運転が止まった。
水栓を閉め、スイッチを一度切って入れ直すと復旧します。

・632:風呂循環不良。
風呂フィルターの目詰まりや、規定の水位が足りずに安全装置が働いたケースです。
スイッチを切って、フィルター掃除、十分な水位確認をしてから、スイッチを入れ直し、運転できれば問題ありません。使えなければ、業者に来てもらいます。

■業者に依頼しなければならないケースは?

・換気に問題ないのに良く停止する。
・ガス臭い、異臭がする。
・燃焼時に黄色い炎が出る。
このチェックポイントに当てはまる場合には、かならず業者に任せましょう。
また、エラーコードが出るタイプなら、取扱説明書の指示と照らしあわせて、自分でできる対処法が載っていない場合には、無理な故障が起こっているということですから、カスタマーセンターに連絡しましょう。
もし、自宅エリアにすぐに来てくれるメーカー公認業者があれば、直接連絡すると話が早いですね。

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