給湯器の号数とは?選び方について

給湯器のカタログや、製品仕様のステッカーを見ると『号数』というものがあります。これは、お湯がどれだけたくさん供給できるかの目安で、設置する住宅の規模にあわせて選ぶのが良いとされています。給湯器の号数と選び方についてお話しましょう。

■給湯器の号数とは?

どれくらいのお湯を出すことができるのか、『16号・20号・24号』等の数字で表したものが、給湯器の号数です。
「水温+25℃」のお湯が1分間に何リットルだせるのかを表しています。
24号なら、「水温+25℃」のお湯が、1分間に24リットルだせるということです。
ですから、号数が大きいほど、たくさんのお湯を作る能力があり、使いたいお湯の量に見合った号数の給湯器を選ぶ目安にします。
給湯器の型式番号の中にも、この号数が組み込まれています。
同じ製品シリーズでも、型式番号を調べれば、号数の大きさで給湯能力の高さがわかるのです。
例えば、リンナイの『RUX-A2001』という型式の製品では、『20号』だとわかります。
『RUX-A**01』の**部分の数字が号数というわけです。
今使っている給湯器の号数が知りたい場合には、給湯器本体のステッカー部分の型式を見ると自分で調べることができます。

■給湯器の号数の選び方

(春・秋)水温17℃⇒設定42℃、(冬)水温5℃⇒設定42℃
10号:(春・秋)10リットル(冬)6.7リットル
16号:(春・秋)16リットル(冬)10.8リットル
20号:(春・秋)20リットル(冬)13.5リットル
24号:(春・秋)24リットル(冬)16.2リットル
28号:(春・秋)28リットル(冬)18.9リットル
*『出湯量=号数×25÷(設定温度-水温)』で計算し、小数点2位以下切り捨てで計算。

(参考)リンナイ 公式サイト
http://rinnai.jp/products/waterheater/gas/what/power/

水温が低い時期には、随分出湯量が落ちてしまうことがわかります。
冬に給湯能力が落ちることも考えて、20~24号のあたりを選ぶことが多くなっています。

■給湯器の選び方

2箇所への給湯を余裕でクリアするには24号以上、1箇所なら20号、同時にシャワーとキッチンを使わないワンルームなどでは16号といった目安になります。3箇所への給湯が必要な場合には、27号以上の機種が良いでしょう。
現在使っている給湯器が物足りなく感じるなら、号数を上げることでたっぷりお湯が使えるようになるかもしれません。
給湯器は、新しいものほど燃費や消費電力が抑えられる機種が出ていますし、号数の変更を含めて、入れ替えを専門業者に相談してみてはいかがでしょう。

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