給湯器のサイズと能力~選び方のポイント

給湯器を選ぶ時には、必要なお湯の量に見合う給湯能力を持っているか、設置スペースに収まるのかと言ったことが大事です。設置場所を実際に見て見積もりを出してもらうのが確実ですね。給湯器の選び方のポイントについてお話しましょう。

■給湯器の大きさと設置スペース

ガス給湯器やエコジョーズ、電気温水器やエコキュートなどを使う家庭が多いですね。
貯湯タンクが必要な電気温水器やエコキュートの場合、設置スペースの広さを必要とし、タンクを設置するためのコンクリート基礎工事が必要になるケースもあります。
コンパクトで、スペースの制約が少ないのは、ガス給湯器です。
ガス給湯器からエコキュートへの変更となれば、スペース、電源、排水ドレン、コンクリート基礎などの追加工事が発生しやすいですし、条件が整わない場合には導入できません。
エコキュートからガス給湯器やエコジョーズの場合、スペースは問題ありませんが、ガスの配管が導入できるかが問題になります。
入れ替えの場合には、元の設置環境にあわせて、同じ種類の機種が第一候補になるでしょう。

■給湯器の能力~号数について

給湯器の能力は、『号数』で表され、“「水温+25℃」のお湯を1分間に○リットル出せる”能力を○号と呼びます。
GQ-2437WS(ノーリツ)、RUX-A2010W-E(リンナイ)の品番のように、4桁の数字の左2桁が号数を表している機種が多いので、現在の号数を調べる時の参考になります。
一般家庭用として、4人~5人家族であれば、24号を選ぶと良いでしょう。
リンナイによれば、4人家族で必要な湯量は、16.9号相当、キッチンで7号相当です。
24号なら平均的な使い方にちょうどよいということですね。
・能力が高い号数の大きな機種は価格が高め
・号数が大きいと湯量・燃料とも多くかかりがち
号数が大きいとたっぷりお湯が使える反面、同じ時間のシャワーで出てくるお湯の量が多くなります。
使い方にあった、ちょうど良い号数を選ぶと、初期費用が抑えられます。

(参考)リンナイ公式サイト
http://rinnai.jp/products/waterheater/gas/what/power/

■現地見積もりは欠かせない

使い方にあった給湯器選びをするには、現地を実際にみて見積もりするのが確実です。
エコキュートやハイブリッドタイプなど、燃費の良さをアピールする機種もありますが、設置場所の条件がクリアできなければ難しいです。
また、ガス給湯器で燃費アップにこだわるならエコジョーズが向いているかもしれません。
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