便所が臭いとき試してほしい方法とは?

長年使っていると、配管にも便器にも汚れが蓄積して『便所が臭い』と感じるようになってきます。掃除や、換気の工夫で、臭いが軽くなることがあります。便所が臭い時に試して欲しい方法をまとめてみました。

■クエン酸スプレーで壁や床も拭き掃除

男性の立ち小便、フタをせずにフラッシュした時、便器から飛沫があるのをご存知でしたか?
NHKの「ためしてガッテン」によれば、男性が立ったまま洋式便器に放尿した場合の飛び散りは…
・奥の壁を狙う:7,550滴
・水たまりを狙う:372滴(ペーパーを浮かべると154滴)
・サイドを狙う:293滴
・手前の斜面を狙う:277滴
壁を狙っていると、水たまりを狙ったときの20倍の飛び散りがあります。
また、尿にはビタミンB2などブラックライトに反応する成分があることから、ブラックライトをあてて、どれくらい尿汚れがあるか検査する方法があります。
その方法で検証したところ、便器の手前だけで無くサイドの床、壁にも飛び散りがあることが
わかりました。

(参考)NHK ためしてガッテン
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20150902/index.html

便器内のブラシがけだけでなく、便器の外側、床、壁を拭き掃除がニオイ防止に役立ちます。
スプレーボトルに小さじ1杯のクエン酸、水200ccをいれてよく溶かし、直接スプレーして拭き取る掃除方法でも臭いはかなり違ってきます。

■尿の汚れが石のように固まる「尿石」対策

掃除のコツは、汚れをためないことです。
使うたびに便器をこすり洗いし、クエン酸スプレーをかけて周辺を拭くことができれば完璧。
しかし、それはなかなかできないので、古い便器の縁や、ウォシュレットとのつなぎ目に水垢のような汚れや、こびりつきが出てきます。
尿に溶けている、カルシウムが臭いの元を抱き込んで石のように固まっていくのです。
酸性の環境では、結合が緩むので、クエン酸を使ったお掃除は尿石防止になるんですね。
もし、こすってもなかなか落ちない場合には、サンポールなど、酸性のトイレ用洗剤をペーパーでパックするようにして浸透させてからこすると良いでしょう。

■便所の臭い取りその他の方法

熱めのお湯を便器に流す、スチームクリーナーを便器や壁、床にかける、重曹や炭を置く、ミョウバン水、マッチをする…アンモニア臭に試してみたい方法です。
※マッチは便の臭いの元硫化水素の臭いを和らげますが、火災報知器設置のトイレではご注意ください。
また、ドブ臭い場合には、長年の汚れがたまっているなどが考えられますが、トラップの異常が起きている場合には、パイプスルーだけではすぐに臭いがぶり返します。
気持ちが滅入るくさーい便所。
設備のプロに点検してもらうと一発で解決するかもしれません。

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