長く使える便所のレイアウトとは?バリアフリーは必要?
- 2017/11/30
- トイレ
「シニアになっても、いまの便所でダイジョウブかな…」そんなことを考えたことありませんか?冬になるとトイレが寒い、狭い、手すりがない、段差、リモコンの位置など、対策したいことが出てくるものです。長く使えるトイレのレイアウトについてお話しましょう。
■シニアになって役立つレイアウト
平均寿命が80歳をこえていますが、健康寿命をご本人のアンケートにより割り出した結果は、男性71歳、女性75歳でした。
実際に身の回りには、元気なシニアが多い方もいらっしゃると思いますが、70歳を超えると、衰えを感じるようになる方が多いという結果です。
洋式便器スタイルが主流になっているものの…
・手すり(ふらつき防止)
・暖房便座、ヒートショック防止のための暖房
・段差の解消
車椅子など介助が必要な場合には…
・介助者が一緒に入れるスペース
・車椅子から移乗できる手すり、スペース
・スムーズな出入りができる引き戸に変更
一般的な便所スペースは910mm×1365mm程度です。
車椅子スペースや、介助者が入るスペースが窮屈で、かなり苦労することになるでしょう。
1365mm×1365mmだと介助者が入れますし、利用者が一人でも、車椅子を斜めにつけて移れます。
さらにプラス200~300mm広いと、方向転換が可能になり、使い勝手が良くなります。
■バリアフリーにできるなら考えた方が良い
排泄の時には、急に血圧が低下することや、いきんで血圧が急に上がることがあります。
すぐにスペースを広げるリフォームがムリでも、手すり、温度差をなくすための暖房便座、暖房を導入しておいたほうが良いでしょう。
また、高齢になってくると、足先が上がりにくくなり、小さな段差や敷物につまずく事故も増えてきます。
新築するならスペースをとっておきたいですし、長く住みたいと思うなら、対応できるように考えておくと、いざと言うときに慌てなくてすみます。
高齢になれば、脳梗塞などのリスクも上がってきますし、住み慣れたわが家で過ごすには準備が必要です。
■便所レイアウトのポイント
使い勝手への不満、設備の老朽化がきっかけでリフォームを検討する場合も多いですが、住み慣れたわが家に長く暮らすためには、バリアフリー化は欠かせません。
便所のリフォームを考えているなら、将来を考えてリフォームプランを練るとよいでしょう。
希望のレイアウトが施工できるか相談しながら進めるには、見積もり無料の専門業者に、実際の場所を見てもらうのが確実です。
ネットやスマホから問い合わせしやすい業者に相談してみると、工事の規模や予算感をつかむことができますね。