給湯器の電磁弁が故障するとどうなっちゃうの?

給湯器には電磁弁という部品が使われています。ガスや灯油を熱源にしている場合でも、電気的な操作で、燃焼や温度、水量をコントロールしています。電磁弁は電気の流れに応じて、水の流れやガスをON-OFFしてくれる部品。電磁弁の故障についてお話しましょう。

■注湯電磁弁が故障した時の症状

・湯張りたし湯と自動湯はりができない
・追い焚きは出来るけれど湯張りが出来ない
・湯張りボタンを押して待っても少量水がたまるだけ
・チョロチョロと水が出続けて止まらない
自動湯張りを行うときには、電気的に制御された電磁弁で、水・お湯の流れをON-OFFしています。
この部分の電磁弁が故障してしまうと、水量調整ができずに湯張り、足し湯ができなくなります。
「追い焚きやシャワーはなんとか使えても湯張りができない」という場合には、水量調整の電磁弁の故障だとわかるのです。
まれに、初期不良などで、回路の不具合が起こって湯張りができないケースがあります。
プラグを抜いて1分ほど待ってから、プラグを挿し直し、リセットさせて様子をみてみましょう。
使いはじめて8年以上経過している場合には、電磁弁そのものの回路が不良、電磁弁の機械的な故障が予想されます。
電磁弁そのものを交換することになります。

■ガス電磁弁が故障した時の症状

・水しか出ない
・お湯の温度が不安定
ガスの分量を、増やしたり絞ったりという操作を、電気的に行うのがガス電磁弁です。
リモコンの操作で、温度を1度刻みに設定できるのも、ガスの量を電気的に正確にコントロールしているので出来るのです。
この、ガス電磁弁が故障してしまうと、温度調整がうまくできず、水しか出ないなど、給湯器として致命的なトラブルになります。
駆動回路の異常ということで、コンセントの抜き差し、リモコンスイッチのON-OFFを試して変わらなければ業者を呼んで、ガス電磁弁の交換をしてもらうことになるでしょう。

■電磁弁交換でこの先も安心なの?

電磁弁は、電気が流れることで、水やガスの量を調整できる装置です。
ただし、電磁弁が故障してしまうと、お湯張りや給湯がままならなくなります。
安全装置が働くレベルになってしまうと、電源は入るけれど、給湯器としては全く役に立たない…という状況です。
電磁弁は経年劣化で急に動かなくなるケースがあります。
もし、8年以上使っている給湯器の電磁弁がだめになってしまったら、交換しても1~2年の間に他の部品がだめになる可能性があります。

 

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る