給湯器(ガス)の電気代について

節電に励んでいるのになかなか結果が出せないと悩んでいるなら、給湯器(ガス)の使い方を変えてみましょう。実は、ガス給湯器は電気系統の機器が組み込まれていて、かなりの待機電力を消費しているのです。

■給湯器の電気を必要とする部品は?

・水量センサー(適量の水を感知する)
・ファンモーター(安定した燃焼のため空気を送る)
・イグナイター(点火の火花を出す)
・ガス量制御弁(適量のガスを調整する)
・温度センサー(温水温度を感知する。設定温度にあった出湯をする。)
・水量制御弁(水の量を調整する)
ざっとあげただけでも、これだけのアクションを、電力を使って行っています。
また、凍結の可能性がある冷え込む時期には、給湯器の内部の凍結を防ぐ仕組みを機能させているので、さらに電力を消費してます。
待機電力を減らせたら嬉しいですが、コンセントを抜いてしまって、給湯器を凍結させてしまっては、修理代がかかってしまいますから、冬場の待機電力は諦めたほうが良さそうですね。
凍結の心配がないときには、待機電力節約のため、電源を切って節電できそうです。

■どれくらいの電力がかかっているの?

平成24年の調査では、使用中の電力消費は7.97W、待機中は6.03Wが平均値でした。
これは、繋ぎっぱなしにしておくとお湯を使っていなくても省エネタイプの扇風機に近い数字です。(DC扇風機は、5W~20Wくらい)
東京電力で従量電灯B、120 – 300kWhの使用料は、1kWhあたりの値段が26円(税込)です。
『年間の待機電力 6.03W÷1000×24時間×365日×26円≒1373円』
コンセントを抜かないかぎり、1373円かかってしまいます。
ちなみにお湯を1日4時間使ったとすると…
『年間の給湯時電力 7.97W÷1000×4時間×365日×26円≒302円』
控えめな使用料でも、あわせて1675円が、電気代に消えています。
ガス給湯器ですから、ガス代は仕方ないですが、電気代が意外にかかることに、ちょっとショックではありませんか?

■新しい機種は電気代も燃費も良い

ガス給湯器の中でも、待機電力、燃費ともに優秀なのが『NORITZエコジョーズ』などの、排熱を有効利用するタイプです。
こちらは待機電力が0.9Wですから、ほとんどかからないレベルですね。(年間待機電力≒205円)
ガスの燃費についても、従来品の熱効率が80%、エコジョーズは95%となっています。

(参考)NORITZ公式サイト
http://www.noritz.co.jp/product/kyutoki/gus/eco_j.html

メーカーでも省エネ化に取り組んでいますから、同じシリーズの給湯器を新機種に入れ替えるだけで節約効果が大きいです。
ちょっと型が古いかな…そう思ったら、レスポンスのよい業者に問い合わせてみましょう。

関連記事

アーカイブ

ページ上部へ戻る