給湯器の調子が悪い!自分でできる対処法は?

急に水しか出なくなった、温度が安定しない、液晶が点滅している、唸るような音がする、煙が出る…給湯器の調子が悪くなった時、自分で対処できる方法はないのでしょうか?自分できる対処法と、業者を呼んだほうが良い目安などをご紹介しましょう。

■『急に水しか出なくなった』

水しか出ないということは、ガスがきていない、安全装置が働いたなどの原因が考えられます。
まず、電源コンセントを抜いて1分ほど置いてから、コンセントを挿し直します。
電気回路でエラーがリセットされ、これだけで復旧されるケースがあります。
これでもお湯が出ない場合には、ガスメーター部分の安全装置がはたらいているかもしれません。
ガスの元栓の“マイコンメーター”のランプが点灯していたら、復旧ボタンを押して復旧します。
すべてのガス機器の運転を止め、ガスメーターの元栓を開いたまま、復旧ボタンをゆっくり確実に押します。
ガスを使わずに3分待ち、ランプが消えているのを確かめてから、ガス機器の使用をします。
復旧できない、ガス臭い時には契約ガス会社に連絡しましょう。

(参考)東京ガス 一般型マイコンメーターの復帰方法
http://home.tokyo-gas.co.jp/gas/userguide/anzen/meter/reset/meter_ippan.html

■『液晶が点滅している』

エラー表示が出ている場合には、取扱説明書を参考にして対処します。
<NORITZのエラー表示>
011:60分以上の連続運転⇒スイッチを入り切り。
121や12:給湯立ち消え安全装置作動⇒スイッチ入り切り、元栓が開いているか確認。
100:対震自動消火装置作動⇒運転スイッチ入り切り、水漏れ、機器損傷、周りの可燃物に注意して運転再開する。
003:運転中の停電⇒スイッチ入り切り
730:電装基板設定異常⇒スイッチ入り切り
101:給排気異常(能力低下運転)⇒老朽化の場合点検が必要。近くに吸排気を妨げるものがないか確認して掃除する。

自分で対処できる方法がほとんどスイッチの入り切りになります。
リモコンの電源ボタン、コンセントプラグを抜き差しすることで復旧できるか試します。
運転再開できない場合は、エラーコードを控えておき業者に連絡する時に伝えます。

 

■業者を呼ぶ目安

・コンセントの抜き差しをしても運転再開できない。
・元栓の安全装置を確かめ、復旧ボタンを操作しても再開できない。
・ガス臭い。
・エラーコード表示で点検を受けるよう指示されている。
こんな時には、業者を呼んで点検を受けましょう。
“点検無料”や“駆けつけ作業”をウリにしている業者なら、対応が早くて便利です。
エラーコード、給湯器の型式がわかっていれば、事前に原因をつかみやすく、対応がスムーズにできます。

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