給湯器のリモコンについている『優先』ボタンってどんなモノ?

入浴中、お風呂の中からでも給湯器の設定を変えられるリモコンスイッチは便利ですね。そんなリモコンについている『優先』ボタンが気になったことはありませんか?

 

■複数のリモコンの中で『優先』される

1つの給湯器で、お風呂、洗面所、台所への給湯をまかなっているお宅は多いですね。
給湯器の温度設定や、電源の入り切りなど、それぞれのお湯を使う場所の近くに設定ボタンがつけられていることでしょう。
キッチンでお湯を使いたいときに、一時的に温度を50℃以上にあげる…と言った使い方をすることがあるのではないでしょうか?
ガス給湯器で高温のお湯が出せると、調理の湯沸かしが早くできます。
でも、入浴中に家族がうっかり設定温度をあげた場合、急にお湯が熱くなって危険です。
優先ボタンを押しておくと、他のリモコンから温度変更しようとしても出来なくなります。
入浴中は、浴室リモコンの優先ボタンを押しておくと、他のリモコンから温度設定を変更されることがなく、安心してお湯を使うことができます。

 

■給湯器とリモコンの関係

リモコン操作盤での温度設定は、1台の給湯器から分岐して繋いでいますから、それぞれが違う温度設定のまま使うことはできません。
優先ボタンを押していない場合には、操作したリモコンへの設定を反映します。
最近の給湯器は、液晶表示で、1℃単位の設定ができます。
お湯の温度が勝手に切り替わっては困る場合に、優先ボタンが便利です。
リモコン操作を受け付けなくなっている場合、液晶に『優先』マークの表示や、ボタンの点灯など、優先ボタンがONになっていないか、確かめましょう。
「温度設定ができなくなったのでは…」と、焦っていたら、他のリモコンで優先ボタンが押されていたとうこともあります。
ただ、最近は、混合水栓に温度調整機能がついているものも多く、あまり使わないという方もいるかもしれませんが、単独の温水水栓からは、給湯器の設定温度通りの温水が出ます。
お風呂に、温度調節機能のない温水水栓がある時には、優先ボタンを使うと安心です。

 

■給湯器のリモコンがおかしいかも…

優先ボタンを解除したのに、リモコン操作がうまくいかない場合には、専門業者の点検を受けたほうが良いかもしれません。
電子基板を使った機器は、5年を過ぎたあたりからエラーが出やすくなってきます。
操作を受け付けない、液晶表示がおかしい、温度が不安定などの原因がわからない時には、プロにお願いしましょう。
出張点検料金が無料の業者なら、問い合わせしやすいですね。

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