給湯器と保温機能について

最近の賃貸住宅の条件でも追い焚き機能は人気ですね。お風呂を沸かして複数の人数で入る場合には、少しずつ冷めてしまいます。追い焚き機能があると保温機能を使うことができ便利です。給湯器の保温機能についてのよくあるギモンを集めてみました。

■保温機能を使うとガス代がかかる?

お風呂を沸かす時には、水から沸かすよりも給湯器からお湯張りをしたほうが、ガス代がお得です。
お湯を作るには、給湯器の方が燃費が優れています。
・東京ガスの13A の都市ガスの1㎥あたりの熱量は、およそ10750Kcal
・200リットルのお湯を1℃上昇させる熱量は200Kcal
・熱効率を80%とした必要熱量250Kcal、熱効率70%の場合285.7Kcal
・1㎥あたりの都市ガス料金を151.74円とする
この条件で計算すると、200リットルのお湯を1℃温めるのに必要なガス料金は熱効率80%≒3.5円、熱効率70%≒4.0円になります。
周りの温度、浴槽の温度の下がり具合によって保温に必要な熱量は違ってきます。
入浴中に5回1℃温める運転があれば、熱効率80%の場合17.5円、熱効率70%の場合20円、余計にガス代がかかることになります。
できるだけ追い焚き機能を使わずに保温することができれば、ガス代が節約になることがわかります。

(参考)東京ガス 公式サイト
http://www.tokyo-gas.co.jp/ultraene/data_bathroom03.html

■お風呂の保温効率を高める方法とは?

給湯する時よりも浴槽のお湯を沸かし直したほうが、熱効率が下がる傾向がありますから、できるだけ保温運転をさせない入浴方法が節約になります。
・風呂のフタをこまめに閉める
・短時間のうちに、立て続けに入る
できるだけガス代を節約し、エコにも貢献したい…とは思いますが、節約に縛られて、入りたい時間に自由に入れないことにストレスを感じるなら、追い焚き機能、保温機能があることにメリットが感じられなくなってしまいます。
ストレス無く燃費を向上させ、節約できる方法はないのでしょうか?

■燃料のコスパを稼ぐなら新しい機種

エコジョーズなどのように、熱効率が95%を超える給湯器の場合、もともとの燃料使用料が少なくて済みます。
<水温18℃のとき40℃のお湯を200リットル作るときのガス代>
・熱効率80%⇒77.6円
・熱効率95%⇒59.0円
熱効率の差が18.6円の差を生みます。
“立て続けに入らなきゃ”とか、“フタを絶対マメに閉める”など、ゆったりお風呂でくつろぐには気にしたくないルールです。
思い切って熱効率の良い新しい機種に変えたら、ストレスフリーで節約になりますね。
どれくらい節約できるかは、お風呂場の環境や今使っている機種にもよります。
すぐに来てくれる給湯器の専門業者に相談してみましょう。

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