電気温水器~断水になった時の使い方は?

電気温水器やエコキュートなどは、貯湯タンクがついているので、非常時の生活用水に利用できるメリットがあります。断水になった場合の電気温水器の使い方について紹介しましょう。

 

■断水になったときシャワーは出る?

パナソニック「ユポカ」のサポートページによると…
・給湯はできません。
・混合水栓からお湯も、水も出ません。
・ふろ自動湯はりもできません。
(参考)パナソニック 「ゆぽか」公式サイト
http://sumai.panasonic.jp/denon/qa/4_2.html
断水になると、給湯栓からの給湯ができなくなります。
タンクから直接排水する方法で、タンク内の水を取り出すことができますが、水量が減って通電されていると、空焚きの危険があります。
断水の場合には、必ず、ブレーカーを切ってからタンク内の水を利用しましょう。

<断水した時には…>
・給水元栓を閉める。
・ブレーカー(漏電しゃ断器)を切る。

<断水が復旧したら…> 
① タンクの水を数分排出させて、水の汚れを流しだす。
② タンクを満水にする。
③  ブレーカー(漏電しゃ断器)を入れる。

■タンク内の水の利用方法は?

電気温水器では、貯湯タンクがあるので、常にお湯を貯めてあります。
急な断水の場合にも、生活用水としてトイレを流したり、手足を洗ったり、掃除に使ったり利用できます。
断水した場合にタンク内の水を取り出して使う時の方法を紹介しましょう。

<準備するもの>
・たらい、バケツ、ポリタンクなど水(お湯)を受ける容器。
・雑巾やタオル
・排水口につなぐホース

<水の取り出し方>
・タンク下方のカバーを外す。
・ブレーカー(漏電遮断器)を切る。
・給湯器止水栓を閉める。
・逃し弁を開ける。
(手前に引くなど、機種に応じて操作。一瞬お湯が出ることがあるので注意!)
・排水管にホースを取り付ける。
・非常用取水栓を回して水(お湯)をだす。(機種に応じて操作)
・水(お湯)をバケツなどの容器に受けます。
・非常用取水栓を回して水(お湯)を止める。
・逃し弁を閉じる。
お湯を出す場合には、90℃ほどの熱湯が出る場合がありますから、取水栓を回すときに気をつけましょう。

 

■断水になったら空焚きに注意!

非常用の水をタンクから直接取り出すことができますが、通電している場合には空焚きになってしまい、エラーが起こることがあります。
機械が傷まないうちに、沸き増し動作が止まる設計になっていることがほとんどですが、場合によってはエラーが出て復旧しない場合には、点検を受け、引き続き安全に使用したいものです。
断水後に不調を感じた時には、専門業者に点検を依頼しましょう。

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