給湯器の節約ヒント
- 2017/6/16
- 給湯器
給湯器を使うといつでも気軽にお湯が使えて便利ですね。普段から良くお湯を使うなら、ちょっとした節約のコツを試すだけで、随分と燃料費が抑えられます。また、給湯器に負担をかけない使い方をすることで寿命を伸ばすこともできます。知っておきたい給湯器の節約ヒントをまとめてみましょう。
■給湯温度設定を低めにする
給湯器は、お風呂とキッチンでの利用がほとんどでしょう。
給湯器へのストレスは、高温のお湯を出すほど高くなります。
ガス給湯器では、管の中を通る水を、ガスを使って沸かしていきますが、設定が高温の場合には、それだけ機器が高い熱にさらされ続けます。
洗い物やシャワーでは、38~40℃程度、お湯張りでも41℃くらいまでに抑えると、高温設定で使うよりも、給湯器の寿命を伸ばすことができます。
また、お風呂にお湯を張る場合、熱湯を注いで水で調節するよりも、適温で張った方が節約になります。
お湯張りの間にも熱が逃げてしまうからです。
“適温でお湯張りし、できるだけ蓋をして熱をにがさない”ことが、節約のコツになります。
適温を気にして、温度調節をこまめにすると、給湯器の寿命を伸ばし、省エネになるということですね。
■給湯器の燃費や待機電力は?
給湯器の使用料金節約のポイントを燃費や待機電力から考えてみましょう。
ガス給湯器の場合、お湯を沸かすための主役となる燃料はガスですが、待機電力も使っています。
スムーズに運転させるために必要な水量、温度の調節センサー、ガスや水量の調節弁、空気を送るファン、火花を発生させ点火させるなどに電力を消費しています。
この消費電力の平均的な値は、平成24年の一般財団省エネルギーセンターの資料では、6.03W~7.97Wでした。年間で1700円前後の待機電力料金がかかる計算です。
ところが、最新の省エネ型機種では、0.9Wとおよそ1/9というのですから驚きです。
ガスの燃費については、従来型と省エネ型のエコジョーズと比較すると熱効率80%に対して95%となっています。
■究極の燃料費節約は入れ替えかもしれません
給湯器は10年で部品のストックが保証されなくなってしまいます。
長く同じ給湯器を大事に使うことも良いのですが、10年の間に、性能が進歩して、省エネ性能や使い勝手が格段に良くなり、買い替えを検討する方がほとんどだと言うことが理由になっています。
現在、環境問題や、電力確保の問題などでエネルギー政策が進められ、省エネ性能の優れた給湯器が登場しています。
節約に縛られて、窮屈な思いをするくらいなら、思い切って省エネ型の機種に交換したほうが良いのかもしれませんね。