トイレの黒ずみにサヨナラしたい!

トイレにいやーなシミができて、こすっても落とせない…なんてお悩みではありませんか?長年使ってできる“といれくろずみ”は、汚れやカビを抱き込んで石のように固くなっています。ただこすっただけでは落ちないのです。“といれくろずみ”の対策についてお話ししましょう。

■残念な“トイレくろずみ”の正体は?

トイレは、水の中に含まれるカルキや、尿に含まれるカルシウム分など、時間をかけて固まって石のようになってしまう成分にさらされています。
しかも、汚れやカビを抱きこんで結晶化した場合、見るたびに悲しくなるような“トイレくろずみ”になってしまうのです。
水洗トイレは、使うたびに水を流しているのですから、「こすり洗いはたまにでいいかな…」と思ってしまいますが、2、3日に一度は、軽くでも良いのでトイレ用洗剤でさっとこすり洗いしたほうが、黒ずみを作らずに済みます。
とはいっても、できてしまった黒ずみも、気づいたときに対処すれば、落とせる可能性があります。

■酸の効果でカルシウムを落としやすくする

汚れを落としにくくしているのは、多くは炭酸カルシウムという成分です。
酸に溶ける性質があるので、酸性の洗剤を使うと軟化して落としやすくなります。
酸性トイレ洗剤として有名なサンポールや、100円ショップでも見かけるネオナイスなどがそうです。
ただし、最近の樹脂製便器の場合には、酸性洗剤を使えないものもありますから、注意してください。
スタンダードな陶器製のものなら、大丈夫ですから、試してみましょう。
便器の中の水がたまるところにできた黒ずみを落とすなら、水をすくいだして雑巾でふきとるなどして、水を抜いて、サンポールなどをかけます。
頑固な場合には、お湯を加えると反応が進みやすくなるでしょう。
汚れが酷いときには、洗剤の量を大目にして、洗剤成分に汚れがしっかり浸るようにします。
20~30分ほどつけ置きしてこすると効果的です。
酸性洗剤は、ドメストなどの漂白剤系は、絶対一緒に使わないように注意してください。

■強力尿石落としは劇薬扱い

プロ仕様の尿石落としは、酸の濃度が高いものもありますが、劇薬扱いになり注意が必要です。
また、サンドペーパーでこする方法もありますが、細かい傷がつきやすく、その後汚れが溜まりやすくなってしまいます。
サンポールなどを使ったお掃除で落としきれない場合は、プロのお掃除サービスをお願いするか、便器の交換を考えたほうが良いでしょう。
新しいものは、節水効果が高く良いものが出ています。
汚れ具合や傷み具合によっては、入れ替えを検討しても良いですね。

 

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